stuが世界三大デザイン賞「iF DESIGN AWARD 2024」を受賞。地域と企業をつなぐコミュニケーションツールを開発
75年の歴史を持つ栗田工業の研究施設をリブランディング。従来のイメージを刷新。
「エンターテインメントの再発明」をミッションに掲げる株式会社stu(本社:東京都渋谷区、CEO:黒田貴泰)が世界三大デザイン賞である「iF DESIGN AWARD 2024」を受賞しました。
iF DESIGN AWARD とは
1954年にドイツで始まった世界で最も長い歴史を持つ国際的な権威のあるデザイン賞であり、世界三大デザイン賞のひとつ。
デザインの独創性や造形美をはじめ、コミュニケーションやUX(ユーザーエクスペリエンス)、サービスデザインなど9つの分野で審査されます。
2024年は世界の72カ国から10,000点を超える応募があり、132名の専門家によって審査が行われました。
受賞作品:AQUA⁺ TANK(アクアプラスタンク)
美しく、開かれた研究施設への挑戦。企業と社会をつなぐ「魔法のタンク」。
企業理念として「“水”を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する」を掲げる栗田工業様の研究開発拠点「Kurita Innovation Hub」。
イノベーション創出を目的とした当施設において研究施設が従来持っている、無機質的で閉塞的な印象を再発明できないかと考え「魔法のタンク」にたどり着きました。
新たな景観を創出。企業と地域、企業内をつなぐコミュニケーションツール「AQUA⁺ TANK」
研究施設の一部をショールーム化。地域の新しい景観に
一般的に日本の研究開発施設は設備的な要求や機密保持の観点から、内側に閉じた・暗く・閉塞感がある印象の設計になっています。
栗田工業様の持つ先進的なイメージを施設に反映するとしたらどのような表現ができるか、エンターテインメント的な視点から「魅せる」演出を検討。
施設の外からも見えるガラス張りの空間をショールームと捉え、研修用の実物の水処理プラント(水の浄化や処理を行う施設)と、そこでのプラント運転研修風景をショーとして見せる演出を考案しました。
建築設計・ソフトウェア含めた演出チームで、施設内にある貯水タンクに擬態して空間に美しく溶け込む円柱型LEDのタンクを制作。
LEDに映し出されるコンテンツが空間照明と連動し、横幅約70mの広い空間が水族館や舞台のように演出を変える「地域の新たな景観」が生まれました。
コミュニケーションツールとしての運用をふまえた設計
LEDの映像コンテンツは社員の方が簡単に変更できるよう、アプリシステムも合わせて考案しました。
現在、社員研修やセミナーのスライド投影、時刻表示、地域住民や来訪者に向けたメッセージボードなど幅広い用途で活用されています。
無機質的で閉塞的な印象から、有機的で開放的な場所へリブランディング
日常に溶け込む魔法のタンクを共に見ることで、会話やアイデアが生まれていく。結果、研究施設が「企業と社会をつなぐコミュニケーティブな場所」となりました。
栗田工業様の持つ先進性・企業理念を直感的に伝えられるようになり、来訪者や地域の方々の企業理解や、社員同士のつながり促進に大きな効果があったとお言葉を頂いています。
栗田工業 山崎能宏様より
「実物の水処理プラントに対する演出という、前例の無い、また様々な制約や多くの関係者があるプロジェクトでした。その中で、stu様には、精度の高い実現性検討や密度の高いディスカッションの裏付けとともに、美しく鮮やかで驚きのあるご提案をいただきました。そしてそれがにそのまま実現し、むしろ現物の方がプレゼンよりも一層素敵なぐらいでした。驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。」
今回「iF DESIGN AWARD 2024」で賞を頂けたのは、美しいビジュアルだけではなく、コミュニケーションデザインまで設計されていたことが一つの大きな要素であったと考えています。
私たちstuのミッションは「エンターテインメントの再発明」。
エンターテインメント的な発想で、魅せるビジュアルの企画制作はもちろんのこと、それを見た人が実際に行動する・心が動くことまでを考えた体験設計を今後も続けてまいります。
株式会社stuについて
stuは、「エンターテインメントの再発明」をミッションに掲げ、ボーダーレスなアイデアを創出するクリエイティブチームを中心に、5G、XR、メタバース領域のエッジテック事業と、ライターズルームやプレビズといった世界基準の映像制作ワークフローを導入したコンテンツ開発事業を掛け合わせ、エンターテインメントの新時代を創造する企業です。
お問い合せ:contact@stu.inc
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