「ライブ制作におけるデジタルツイン プレビズワークフローの導入」実証実験 成果報告

2023.02.28

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株式会社stuは、映像産業振興機構(以下、VIPO)が事務局となり実施している、経済産業省の補助金である「J-LOD」の対象事業の一つとして採択されていたプロジェクト「ライブ制作におけるデジタルツインプレビズワークフローの導入」の成果報告を発表いたします。
本プロジェクトは、海外のライブ制作に比べ、予算やスケジュールの都合により、十分なライブ制作のシミュレーションが行われていない国内の制作現場における課題を解決するために、stuの持つ最新のデジタル技術を活用し、デジタルツイン化を行うことにより、ライブ制作のバーチャルプレビズワークフローを確立させることを目的としました。
2023年1月に行ったライブ公演に実証実験としてワークフローを導入し、既存ワークフローの問題点を洗い出し、実際のリハーサルにかかる費用とバーチャルリハーサルでかかった費用・再現度の比較、受益者への有用性のヒアリングを行いました。その結果、コスト面において、バーチャルリハーサルは従来の17.4%のコストで実施が可能であることがわかりました。さらに、演出家及びライブカメラプロデューサーに代表されるマネジメントレイヤーのスタッフからは、現地入りする前にバーチャル空間で演出チェックができ、今までは現地で初めて演出を組まなければならなかった状況が、事前にカメラワークを定義することができたり、演出の効果性を検証することが可能となり、各セクションへの演出指示が的確かつ早くなるとの評価を得ています。また、バーチャルリハーサルで構築されたデジタル空間は、空間のアーカイブとして、リアルタイムコンテンツとしての配信や教育用途などへも転用が可能であるため、バーチャルリハーサルを実施するためのコストは回収できる見込みがあり、今後のライブ制作において実用化されていくスキームになると考えています。






【「ライブ制作におけるデジタルツインプレビズワークフローの導入」成果サマリー】
・コスト面において、バーチャルリハーサルは従来の17.4%のコストで実施が可能である
・バーチャルリハーサルの演出チェックのイテレーションコストは従来の3.1%と、約33倍の演出リハーサルを回すことができる
・事前にカメラワークを定義することができることで、演出の効果性を検証することが可能となり、各セクションへの演出指示が早くなる
・ーチャルリハーサルで構築されたデジタル空間は、空間のアーカイブとして、リアルタイムコンテンツとしての配信やその後の教育用途などに転用が可能である
・今後ライブ制作において実用化されていくビジネススキームになるのではないかと予想できる